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30歳からの日記
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古賀茂明さんの新書を読みました。

著者の古賀さんは経済産業省のキャリア官僚で
(あとがきによると本書の発行日時点では既に退職)、
“改革派官僚”として名前を知られる人です。

昨年の国会で仙石由人官房長官(当時)から、
「恫喝」を受けたとしても有名になった官僚です。


本書では、優秀な頭脳を有し、それなりの志を
持って入省してきたはずの官僚たちが
なぜ国益を実現するために機能しないのか…

国益よりも、省益を最優先にして仕事をしてしまうのか、

官僚として数十年働いてきた古賀さんの実感を
踏まえながら、論じられています。

そして、官僚の目的が正しく国益へと向かうための、
公務員改革の必要性を説いています。

また、官僚だけでなく政治(家)についても、
厳しく批判を加えています。

そのような官僚や政治家による、
既得権益の保全だけを延々と図ろうとする
現在の日本の行政システムこそが
本書の主たる批判の対象だと思います。


正直、読み進めるうちに、(本書の通りであるのなら)
省益を最優先する官僚と、その官僚を全く制御できない
政治家達が司る行政システムのあまりの腐敗ぶりに
憤りを通りこして、暗澹たる気持ちになりました。


本書で述べられている公務員制度改革だけでなく、
社会保障や産業の成長戦略、エネルギー政策、
教育、防衛…などなど、ほぼ全ての分野において、
日本は政治や行政の改革を迫られていると思います。

にもかかわらず、この状況では…と希望が見えない
気持ちになるのは自分だけでしょうか。


とはいえ自分の国のこと。

もちろん、公務員制度改革などについて、
自分は全く関与できる立場にありませんが、
少なからず関心は持ち続けて、せめて選挙の時は
まともな一票を投票するようにしたいなぁ、
ということを思いました。

…本書の内容に対する感想としては、
ズレてるかも知れませんが。あしからず


では。


古賀茂明[2011]『官僚の責任』PH研究所、PHP新書。

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